三行要約

日経平均は一時3000円超安
米中間選挙でAI規制が意識された
最近人気の銘柄は7%超の下げ

祝日明けの東京市場

11月4日の東京市場は祝日明けから大きく下げました。

日経平均株価の終値は893円(1.42%)安の6万2188円でした。午後には下げ幅が3000円あまりに広がり、6万円割れが迫る場面もありました。そこから引けにかけて、2000円ほど戻しています。3日続けての下げで、終値はおよそ3か月ぶりの安値です。

TOPIXは0.89%安、新興企業の多い東証グロース市場指数は0.70%安でした。どちらも下げましたが、下落率は日経平均より小さめでした。

2026年11月4日の騰落率。日経平均−1.42%、TOPIX−0.89%、東証グロース市場指数−0.70%、ELEMENTS−7.61%

報じられた下落の理由

きっかけは、3日に投開票があった米国の中間選挙です。野党の民主党が上下両院で多数派を取り戻す見通しになりました。

民主党はAI向けデータセンターの規制に前向きとされています。AI投資が鈍るのではという警戒から、アドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどのAI・半導体株が売られました。キオクシアは一時1万円を割り込み、村田製作所や太陽誘電などの電子部品株も売られています。

午後に持ち直したのは、大勢が分かって材料出尽くしとの見方が出たことや、トランプ大統領が選挙結果を受け入れる考えを示したことが理由として挙げられています。

新興市場で大きく下げた銘柄

グロース市場は指数で見ると0.70%安でした。ただ、中身を見ると、値下がりした銘柄は値上がりした銘柄の3倍あまりありました。フィスコは、国内金利の上昇が、割高に見られやすい新興株の重しになったと伝えています。

そうした中で、指数よりずっと大きく下げた銘柄もあります。その一つが、最近値上がりが目立っていたELEMENTS(5246)です。終値は7.61%安の947円で、グロース市場指数の10倍以上の下げでした。

ELEMENTSは、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」などを手がけるグロース市場の会社です。10月14日の決算で通期予想を上方修正し、翌日に急伸したことで注目されていました。10月19日には年初来高値の1,330円を付けていて、今日の終値はそこから3割ほど低い水準です。

今日の下げについて、この会社だけに関わるニュースは見つけられませんでした。

私の解釈

ここからは、報道された事実をもとにした私の解釈です。

今日は、AI関連の銘柄の下げが目立ちました。民主党はデータセンターの規制に前向きとされていて、AI投資が鈍るかもしれないという心配が、半導体やAI関連の株の売りにつながったのだと思います。

午後に下げ幅が縮んだのは、選挙の大勢が見えて、分からないことが減ったからではないでしょうか。日経平均は13時37分に6万30円まで下げたあと、終値までに2000円あまり戻しました。

ELEMENTSは、短い期間で大きく上がったあとでした。国内金利の上昇で新興株が売られやすい日に、利益を確定する売りも重なったのかもしれません。この先どうなるかは私には分かりません。

今日の感想

まず、下げ幅に驚きました。アメリカの中間選挙もあって、どうなるのかとドキドキもしました。

私も含み益が一日で大きく減りました。

それでも、買い場だと思って買い増したものもあります。これは私個人の判断で、おすすめではありません。結局、午後には少し回復しました。

この記事の数字は11月4日の終値で、翌日以降の動きは含んでいません。