ニュース要約サイトの自動更新を止めた理由と、今の学び方
10月3日の記事で、自分用のニュース要約サイトを紹介しました。記事の要約をためて、検索したり、メモを残したり、複数の記事をAIで比較したりする仕組みです。
その翌日の10月4日、記事の自動取得・要約・サーバーへの転送を止めました。著作権や利用条件について、確認が必要だと考えたためです。今回は、その経緯と、今試している学び方について書きます。
1 著作権と利用条件を確認する必要があった
自分用に使うつもりで作った仕組みですが、記事を取得して保存し、外部のAIに渡して利用するところまで含めると、確認すべきことがありました。
どの範囲の取得や保存が認められているのか。要約を残すことや、外部AIで扱うことは利用条件に沿っているのか。こうした点がはっきりしないまま、自動運用を続けるのは避けようと判断しました。
ここで書いているのは、私が作った仕組みについての運用判断です。違法だと結論づけたわけではありません。
止めたのは、自動で記事を集め、要約して転送する一連の処理です。これまでのデータやメモを削除したわけではなく、サイトそのものを閉じたわけでもありません。
2 作って満足していたところもある
止めることを考えたときに、もう一つ振り返ったことがありました。この仕組みを作って、かなり満足していたのではないか、ということです。
自動で更新され、検索もできて、AIとも話せる。機能は増えました。でも、その内容をしっかり咀嚼して、世界を理解しようとしていたかと考えると、十分にはできていませんでした。
手段の目的化ですね。もともとやりたかったのは、世界の動きを理解することでした。記事をためる仕組みを整えることに意識が向いていたので、別の方法を試してみることにしました。
3 一日一つの問いを自分の言葉で考える
今は、AIに一つ問いを出してもらい、まず自分の言葉で答える形にしています。その答えについて、どういう仕組みなのか、どんな条件なら話が変わるのかを、会話しながら確かめます。
例えば、最近考えたのは、物価の上昇が鈍っても暮らしが楽になるとは限らない、という話でした。上がる速さが落ちても、すでに上がった価格が元に戻るとは限りません。賃金の伸びが追いつかなければ、負担は残ります。
そこから、一律に2%賃金が上がったとしても、生活が苦しい人は残るのではないか、という話になりました。食費など、普段の支出のどこが上がっているのかによっても、感じる負担は違うはずです。
ニュースに出てくる数字を見て終わらず、その数字が暮らしや企業にどうつながるのかを考える。円高が輸入費用や海外売上に与える影響なども、こうしたやり取りで考えています。
会話で考えたことは、問い、仕組み、条件、ほかへの影響、次に見る点、自分の気づきに整理して、ノートに残し始めました。後から、自分がどこまで考えていたかを振り返るためです。
まだ始めたばかりで、学び方が固まったわけではありません。ただ、一つの問いに自分で答え、そこから考えを広げていく形は、もともとやりたかったことに近いと感じています。
ニュース要約の自動運用はいったん止めました。世界の動きを理解するために、どうAIを使っていくか。今は、この会話と振り返りを試しているところです。
